この世には二種類の植物がある。

喰えるか。それとも喰えないか。



今日は予定通り春の植物観察という名の山菜を食す会に行ってきました。
一番下のはよもぎのホットケーキ。
真ん中の五つの皿は左上からふきとタンポポの塩茹で、ハコベの塩茹で、ナズナカラスノエンドウの卵とじ(だったっけ?)、シャクの塩茹で、アケビの塩茹で。
天ぷらにしたのはアザミ、カラスノエンドウ、スギナ、ゼンマイ、ふき、ヤマゴボウ(アザミの根っこ)、ナズナ、キクの花、イタドリ。
あと三つ葉のお吸い物(?)も食べた。


喰ってみた感想として。


よもぎのホットケーキはいい香りがして普通にうまい。
塩茹でオンパレードの中ではシャクの風味が春菊みたいで良かった。
アケビはうまいけどちと苦い。
天ぷらは、ふきは別格として、アザミとナズナ、スギナが意外といけた。
イタドリはちょこっと喰う分にはいいね。天ぷらなのに梅干しみたいな味がして面白い。


優秀な先生のおかげで色々植物について覚えてきた。
ヤエムグラは輪生に見えるけど実は対生なんだとか、ゼンマイは栄養葉を食べるとか、シャクとキケマンは似てるけどケシ科のキケマンは毒だから注意とか・・・大半は喰うことについてだったな(笑)



シソ科カキドオシ。
葉を日干しして煎じて飲むと腹痛の薬になるそうな。
ホトケノザ*1とかヒメオドリコソウとか、わりとシソ科の花は好きかも。
花が大きすぎないのがいい。



バラ科ヤマブキ。
「山吹」て今は書くけど昔は「山振」と書いたそうな。
しなやかな枝が風に揺れる様子が由来なんだと。(山渓*2、談)



シソ科オドリコソウ。
花の形が笠をかぶった踊り子に似ていると。
その場の説明に「ふ〜ん」とか言っちゃったけど、笠は分かるとしてどこが踊り子に見えるんだろう。
どんなポーズなのか誰か説明してくれ。


全体を通して。


ん〜、楽しかった!
こーゆーことできた時に、色々教えてくれたり、いきなりのイベントに参加してくれたりする友人がいて俺ってついてるなぁ、て思うね。
目的地に着くまでに見た賀茂川沿いの満開のしだれ桜とか、山肌にぽつぽつ見えるミツバツツジの紫色とかもほんとにきれいだった。
春だねぇ。。。

*1:春の七草の「ホトケノザ」は「コオニタビラコ」という別なものだそうな。

*2:山と渓谷社。図鑑屋さん。