せいきょう分離

ことえりで変換したら「生協分離」とかにならんかなぁ、と期待してみたけど、四文字熟語として「政教分離」は変換できるみたいですね。
賢い賢い(笑)


さて、時事ネタに入る前に以前友達が疑問でネタにしてて自分も分からなかった件について。
公明党って政教分離の原則に反してないん?」


ずっと分かんないままだったので困ったときのgoogle様。
政教分離 公明党」!


いやぁ、かかるかかる、37,300件!
みんな気になってるんやろなぁ。
つらつら見てくとちゃんとWikipediaにも載ってるみたい。
そういやWikipediaが教科書業界に進出するって話も最近出てたし関係あるところをちょっと引用。

結党当初は議員や幹部が学会の幹部を兼ねており、王仏冥合を唱え国立戒壇を目指す明確な宗教政党であった。しかし、1969年に表面化した言論・出版妨害事件を契機にいわゆる政教一致(→政教分離)の体質が批判された。そのため、1970年に公明党創価学会を組織的に分離して、宗教色を薄めた中道政党を標榜するようになった。また、この事件をきっかけとして田中派と接近した。結党以来1980年代までは福祉と平和を最重要の政策目標に掲げてきた。


Wikipedia公明党


要は昔は政教分離できてなかったけど今はそんなことないと?
じゃぁ何したら政教分離できてないことになる訳?

政教分離原則と言うものは、政府がその権力を利用して、特定の宗教を保護・促進・強制・排除・迫害…等々をしてはならない、というものであり、宗教団体の政治参加を禁じたものではありません。 ですから、公明党も、創価学会を優遇する措置を取ったり、創価学会を国教化しようとすれば憲法違反ですが、一政治団体として行動するのは問題ないわけです。 逆に、宗教団体を禁止してしまうことは、国家がその権力を以って特定の宗教を排除することになり得るので、そちらの方が問題になると思います。


特定宗教法人を守るようなまねすんなよ、てことなんやね。
別に宗教家の政治参加は規制してません、と。
リンク先からOKWebの方に行けば大体の様子はつかめました。
というあたりで今日の記事。


http://www.asahi.com/national/update/0930/TKY200509300136.html?ref=rss
産経ニュース


なんでこの記事が気になったかというと、公明党が批判してたからなのね。
とりあえず上で書いたように問題はないし、与党の一端になってるんやから言うことは言っとかないかんからとりあえず仕事はしてますよ、と。


参拝が公用だったかそうでないかは個人的には結構納得いく理由で決着したっぽい。
ちょっと長かったので引用しなかったけど、ここのANo.9の自称専門家さんを信じるならば、大事なのは「国家と宗教の分離」、「国家の宗教への介入、関与禁止」、「国家の宗教的中立性」だと。
首相が参拝しちゃうと「国家と宗教の分離」にひっかかりますよってことなんやね。
じゃあ首相は初詣したらあかんのか、とか言う話にもなってきそうやけど、どうやら靖国が国の作った神社というあたりから根のある話らしく、素直に行き着けるのはここまでと判断してギブ。。。
ヒントはこれらの裁判が「靖国」についてのみ起こされてる、てとこなんでしょう。
とりあえず過去にも高裁で違憲判断出てるし、今回も大阪高裁で出ちゃったと。


…ややこしぃねぇ。
こんだけ紛糾してんだしいっぺん最高裁までいって結論出してみたらいいと思うんだよな。
そんなに参拝やりたきゃ完全に私人っぽくやる手もあるだろうし、戦死者への追悼なら終戦記念日にスピーチするでもできるでしょ。
決着着いてしまえば内政干渉だの外交カードだのに悩まされずに済むようになるのに。
それとも決着できない理由でもあんのかな?


以上まとめると、今日見た「オペラ座の怪人」はヒロインの心情変化についていけなかったけど、歌はなかなか迫力もあったし割と面白かったかな、ということなのです。
祇園会館で今日まで、てwebには出てたのに、実際に行くと10月入ってもまだやってるみたいです。
オペラも一度は見てみたいもんだ。


<追記>
産経ニュース
http://www.asahi.com/national/update/0930/TKY200509300207.html?ref=rss


なんか高裁でも場所によって判断バラバラみたいですね。
こりゃやっぱ最高裁で統一見解出した方がいいんでない?
それとも決めちゃわないことで余裕を持たした方が良さそうな話題なんかなぁ。


<さらに追記>
靖国神社、首相参拝についての勉強用。
靖国神社 首相参拝問題の解説: 「思いつきブログ」 hit on!
内容把握と反対意見の咀嚼をしてたら時間なくなっちゃうな。。。


<まだ追記>
どうやらマスコミにのせられて勘違いしてたみたいなので。
違憲判決」ではなく「違憲判断」だったみたいです。。。
少々口調はきついですが以下の記事をご参考に。
なんで最高裁に行かないかもこの人なりの、割と納得いく意見が載ってます。
あんた何様?日記


あとWikipedia靖国神社の項もなかなか紛糾してますが勉強になります。


憲法問題の勉強についてはこちらが良さそう。
foresightの憲法哲学(13)「首相靖国参拝訴訟判決雑感」 : Thinking quietly about people's rights
リンク先にある「憲法論争(6)」は今回の判決を理解するのにかなり役立つ情報満載です。