ぐ〜たら

この台風の中世間一般の社会人の皆さんは平然と働き、学生までも研究室で実験三昧だというのに、ほんとに僕は半人前だなぁと思います。。。


さみしさの周波数 (角川スニーカー文庫)

さみしさの周波数 (角川スニーカー文庫)

死にぞこないの青 (幻冬舎文庫)

死にぞこないの青 (幻冬舎文庫)

失踪HOLIDAY (角川スニーカー文庫)

失踪HOLIDAY (角川スニーカー文庫)


「暗いところで待ち合わせ」が良かったからついに僕にも好きな作家というのができるのか、と思ってまとめて買ってみました。
東北旅行でもらった図書カードを使って。


読みやすいしできる人なら一日でこの三冊を読んでしまうのは不可能ではないと思います。
僕は土曜日から都合四日かかってますが。
集中力が保たないというか…ふと気がついたら寝てるんです。
誤解されそうですが僕は何やっててもこんなもんなんで、作品は本当に面白かったんです。
つい半年前まで一緒に遊びほうけてたはずのあいつが社会人でやっていけてるのは、やっぱり根っこから違うんだろうか。。。


乙一の作品について。
ここまで読んだどの作品も一人の主人公の視点から書いてあるんだけど、主人公に感情移入して読むというよりは透明人間になってストーリの中に参加した気分になれる、という印象を持ちました。
この子、この後どーすんのかな〜みたいな。
そーしてみると、下手にトリックを弄したものよりは登場人物の感情の動きをたんたんと見つめられる作品が僕は好きだなぁと思いました。
僕はいまだにホラーはあんま得意じゃないんでホラー系の、いわゆる黒乙一は「夏と花火と私の死体」しか読んでません。
他も読むとまた違った印象を持つかもしれないのですが今はこの辺で止めといて他の作者に手を出すか、いい加減たまった論文も読まないと…