夏休みの宿題

もうすぐ大学生を除くほとんどの学生にとって夏休みが終わります。
そしていつの世もこの時期になっても宿題が終わらず大慌てになる人がいるものです。
そしてそれを手伝わされる不幸な人(主に家族)がいることも・・・
これからも変わることのない日本の夏の風物詩なのかもしれません。


えぇ、小学5年生の図工をしてきましたよ。
6時間かけて!


事の起こりはこないだの家庭教師の後のお母さんとの会話。


「先生、図工とか得意な人知りませんか?」
「いやぁ、ど〜でしょ、何か?」(もしかして…)
「学校の宿題で『動くおもちゃ』って作らないといけないんですね」
「はぁ」(やっぱり…)
「先生できますか」
「ムリです」(お、珍しくはっきり言えた!)
「じゃぁ学校に誰か…」
「…さすがにちょっと思い当たりませんねぇ」(さすがに友達に投げるのは酷過ぎだろ)
「う〜、どうしたらいいでしょ、先生お願いできませんか?」
「え、いや、でも…」(ちょ、まっ…)
「お願いします」
「…善処します」(マジかよ、俺の馬鹿…_| ̄|◯


結局なにか工作キットを探してくる方向で納得してもらった。
家に帰って速攻google、キーワードは「夏休み 小学生 図工 動く」!
ちょろっと眺めてペーパークラフトを発見、これならチャチャッと作って終われるだろう。
買ったのはこれ


一昨日の晩注文で今日届いた。
仕事早いね。


そして今日、午後3時からの戦いは当初の予想(2時間くらいで終わるやろ)を大きく裏切り、午後9時にまで及んだのである!
…いや、マヂで。


いくらお母さんが甘やかしてても、やっぱり自分のことは自分でさせないかんと正論を持ち出してみたのがケチのつき初め。
全工程に渡り丁寧な写真入り解説、使う道具は木工用ボンドとはさみだけ。
いけるいける。
切って折って貼る、切って折って貼る、切って折って…ん?
お前なんでさっきから逆向きに折ってんだ?
…ま、まさか!?


「・・・・・・、これは山折、ー・ー・ー・ー、これは谷折」
算数と国語を教える予定だった今日の家庭教師はこんなところから始まってしまいました。
もう終わるわけがありません。
だって記号が分からないだけでなく山折と谷折が何なのかも知らなかったんだもん。
日本の初等教育の失敗を身を以て感じさせられました。
冗談抜きで日本の将来はヤバいよ。


以下ちょっと話が飛び過ぎかもしれません。
僕は小学校のある程度までは学校の先生による体罰ってあってもいいんでないか、て思ってます。
行き過ぎはよくないですし、実際めちゃひどい先生もいましたが、「子供を家庭ではなく社会で育てる*1」とかいう方針打ち出すならせめて学校で躾の失敗の是正のチャンスがあるべきで、子供であればあるほど、キツい話ですが、体に覚えさせるってのも大事なんでないでしょうか。
ちなみに僕は今まで持ってきた教え子に一度たりとも手を上げてません。
根性無いってのもあるけど親や学校の先生ほど子供に対して責任持てないですから。
なにより自分も叩かれたりしてきたからこそ怖さや痛さを知ってるんですよね。
だからできない。
でも親になったらやらないかんと思ってます。
親がやるのが一番自然で問題少ないですし。
学校の先生にも最後の手段としてそれができるかできないか、て大きいと思います。
意識して守るルールと無意識に守るルールがある。
後者は特に基本的であり、かつ絶対必要なものである場合が多い。
社会が子供を育てると言うのなら、最低限のルールを教え込むための体罰ガイドラインとか本気で考えてみたりしないんだろうか。
こんなん考えてるんは俺だけか(笑)
まぁ何が言いたいのかというと、今の子供は俺らの時よか甘やかされてないか?っていうヒガミです。