FstとGst

それぞれ固定指数と遺伝子分化係数と呼ばれるものです。
細かい話ですが「st」は下付き大文字で。
このふたつは基本的に同じことを意味します。
つまり「遺伝的変異が集団間にどれだけあるのか」ということ。
ついさっきまでこのふたつが僕の解析結果ではかけ離れた値になっていたのを友達としばらく議論しててようやく決着がつきました。
頭悪いんで忘れないうちにさっき話してたことのメモを取ろうとしてるだけなんで,検索で来ちゃった人は時間の無駄かもしれません。
当方POPGENEとAMOVAの解析結果の読み方すら分からなかったくらいの者なんで。


Fstは分集団のサイズの影響を受けないがGstは分集団サイズに偏りがあると引っ張られる。


Fstは確率みたいなもんらしい。
分集団から無作為に選んだ対立遺伝子を比較してその結果で計算する、みたいな。
だから分集団のサイズとか気にしないで、「この地域のバイカモの集団はだいたいこれくらいはなれてるみたいだな」っていう比較にはこっちがいいのかな。集団間の分化を見るならこっちってこと。


対してGstは計算の中で加重平均みたいなことをするらしい。
つまり分集団内の個体数に偏りが大きいと出てくる結果、遺伝子分化の指標は「全集団の中でほとんどこの分集団なんだから遺伝的多様性は少ないよな」みたいな結果を返してくる,と理解してみた。
だからこっちは集団サイズも考慮した上で,「例えば日本のサクラソウの遺伝的多様性はこれくらいです」ってことを言う時に役に立つ指数なんだろう。全集団の遺伝的多様性を見るならこっち。


すいません,不勉強で。
こんな調子じゃ卒論発表でいじめられそう…
すくなくとも明らかな間違いは無いようにしておきたいんだけど,理解が追っ付かない。
間違いに気がついたら「このアフォめが!」って指摘してもらえるとうれしいです。


期限は31日。残り3日。正確には69時間きってる。
これから考察書き直し。
そして総合考察…ぴぎゃ〜!!