昨夜帰りました。
あ〜、ちかれた。
んで帰って早々、今朝からバイトしてきましたとさ。
俺の周りの人はもうお忘れかもしれませんが、世の一般中高生諸子にとってこの時期は中間考査の時期なのですよ。俺も一夜漬けな人やったし、といっても徹夜はしたこと無かったけど、テスト前ぎりぎりに必死になって覚えものとかしてました。これはそんな学生がひしめくとある女子校でのお話。
中間考査のあるこの時期って季節の変わり目でもありまして。ぼちぼちエアコンが入るようになる訳ですよ。そうなるにあたって、毎年裏方ではフィルター掃除なるものがなされているのです。この季節行事、専門の清掃業者が入っているかと思いきやどこぞの大学生のサークルに脈々と伝えられるてるアルバイトだったりもするようで。人数足らんということで俺もかり出されていたんですわ。
中間考査やってる最中に教室入ってガスガス掃除する訳にもいかんので、職員室やら事務室やら、当たり障りの無いところを掃除してたのです。脚立運んで上って、エアコンのフィルター外して掃除機に渡して、ホコリを吸い取ったやつを受け取って脚立を上ってエアコンにはめる。ただこれの繰り返し。今日はなんだかエラいペースで仕事が進んでいって、テスト中なら図書室も大丈夫だろうってことでそこにも行っちゃったのです。そしたらなぜか勉強中の学生がわらわらと。でもまぁささっとやっちゃえばいいだろうってことになって、焦らず急いでちゃっちゃと仕事をする方向でやってたのです。ま、そんなもんうまくいくはずも無く。。。
「ちょっとすいません、すぐ終わりますんで」
「そこ届くか?でかい方持って来よう」
「あーもー、なんで図書室のはこんなホコリまみれなん・・だ・・・あ・・・」
ぎりぎりまでのばした手をすり抜けて落ちていくフィルター。それは木の葉のように舞い落ちて一人の女子高生の頭をかすめていったのです。。。
「スミマセン!スミマセン!」
周りに迷惑にならないよう気をつけつつ、平身低頭必死に謝り続けましたよ。
「も〜、せっかく覚えたの忘れた〜」
ヤバい、図書室中に笑いがこだましだしたよ。。。
「スミマセン!スミマセン!」
「・・・1000円くれたら許してあげる」
・・・明日もここでバイトです_| ̄|◯