始動

今小説を一冊読み終わった。
多分これで休憩はおしまい。


北海道に行ってたときに六花亭でのんびりしながら「ビタミンF」を読んだ。

ビタミンF (新潮文庫)

ビタミンF (新潮文庫)

短編を読みたくて先輩のおすすめを持って行ったのだが…旅路に似合わない中年親父のある日を描いた短編だった(苦笑)
でも普段全然考えない先のことをぼんやり思うのにはよかったのかも。
自分に似てるかな、て思う話もあったし。
ためにするような話じゃないと思うんだけどね。


東北ではまず「ラッシュライフ」を読んだ。

ラッシュライフ (新潮文庫)

ラッシュライフ (新潮文庫)

こんなに多く主人公が登場して、それぞれに魅力的で、全く無関係そうな人々のその全てにつながりを持たせたこの作品は素直にすごいと思った。
黒沢さん格好良すぎ!(笑)
「ストーリーに技巧を凝らした」という文学部先輩の書評の意味がよく分かる。


そして東北で途中まで読んでて今読み終わったのが「きよしこ」。

きよしこ (新潮文庫)

きよしこ (新潮文庫)

吃音の少年を主人公とした話。
自分が触れたことのない、もしくは考えたことのない立場を知った。
自分の知らない視点に出会えるのは楽しいしうれしい。


高校あたりから今まで本を全く読んでこなかったから、それを取り返そうとばかり読みあさってみてる。
大学生協の文庫本安売りを利用してとりあえず先輩の現代小説のおすすめを読んでみた。
次は昔の人の作品にも触れてみようと思ってる。
これは自分で買わなくても実家に帰ればきっとあるだろう。
親が本読みだとこーゆー時助かるね。


怒りの葡萄」はまだ読めてない。
もう少し経ってから読もうかな。


自分にとって休憩って一人でいることを指してるな、てよく思う。
友達と遊ぶんはめちゃ楽しいし、飲み会やらなんやらするのは気分転換として最高だ。
でも何だろう、一人でうだうだする、何をするともなくごろ寝してみたりとか、そーゆー時に一番休まってるなーって思う。
小説を読んだり妄想したり?ってのは必然的に一人になるから自分にとっていい休憩になるのかな。
でもこの心地よさに浸りすぎて慣れちゃうと五月病になり引きこもりになっちゃうんだろうな(笑)
何事も適量、腹八分目、過ぎたるは及ばざるが如し。


留守中部屋を貸してた友人が高安に行ってきたみたいだ。
京都に久しぶりに帰ってまず行きたくなるのがラーメン屋ってのも、なんかよく分かる。
ちょうどいい時間だし俺も高安に行って仕事始めとしようかな。
きっと昨日までずっと一緒だったヤツももう実験室にこもってるんだろう。
あぁ、懐かしの京都だねぇ。。。