忘れないうちに…


首の痛くなるようなカッコをしてぼくは電車に乗っている
ずっと窓の外を見ている…いや、正確には窓の下を見ているらしい
なにか探しているんだろうか
ときどき目の色が少し変わるがすぐにまた戻っている
どうやら目的の駅に着いたようだ
駅を出てすぐ左へ
ずっと道の端を見てる
そこには川が流れていた
まるで溝とか田んぼの水路と言った程度のもの
それをぼくは真剣に見つめながら遡っていく



そう、ぼくは夢の中でも探していたのだ…バイカモを!
なんだか夢の中でまでおじいさんに「最近はこの辺にはもうみかけんなぁ」みたいなことを言われてる

あ〜、よっぽど見つけたかったんだな、最近見つかんないもんな…