Rit'sクリテリウム

自転車競技のうちロードレース*1に当たるレースの一つ、クリテリウム。特徴は短い周回コースであることとスピードの変化のきつさだろう。正式名称は全日本学生選手権だったはず。よく落車事故が起きることでも有名だ。
さて、朝起きた時に鼻が通っていたことから出場することを決断し、前日の自転車の積み込みに参加できなかった関係から自走*2で行くことになり、予選前に25kmのウォームアップをすることになる。このレースはコースの狭さの関係だろうが、二組の予選上位25名しか本選に出場できないのである。ちなみに一組60人。毎周回上位4人に与えられるポイントめがけて走りまくるわけだ。病み上がり、ていうか病んでる俺に残されたチャンスは早めにポイントを稼ぐことだろう。ポイントさえあればゴールするのが後ろの方でも着順は上にくる。予選は2.1km×9周。2周目にポイントを取りにいくが失敗。これが響いて7周目辺りまで最後尾で必死に食らい付くことになる。8周目に同志社の友人の手助けをえて(大感謝!)なんとか1ポイントをゲット!これで予選を通り本戦出場のチャンスをえた。
ところで今回のレース、練習もまともにできてないこともあって、課題をモチベーションにおいていた。モチベーションでどこまで走れるかである。そんな中、普段のレースでは目立たない同じ部の仲間が今回えらく目立って活躍していた。1回生の時にも彼にはモチベーションの違いで負けている。今回の彼のモチベーションは何だったのか。走りながら思い当たる節があった。新一回生のかわいいマネージャー候補たちである。そう、彼はその娘たちの前でいい格好をしようとしたのである(あくまで推測)!なるほどモチベーションが高いはずだ。しかし僕もそこは負けてられない理由があった。本選はそのおかげで完走させてもらったようなものである。
本選は序盤、集団の前3分の1くらいのところに位置づける。しかしものの4、5周したところでペースが上がったのか一番最後尾に。ここで普段ならやめてしまうところをモチベーションを持ち直すことで立て直す。必死でまた真ん中より少し前の辺りまで盛りかえし残り3周。途中で早々にポイントをあきらめ(本選は2周に1回ポイントが与えられる)、最後のゴールスプリントにかけていた。最終回では誰もスピードを緩めない。そんな中最後の直線まで一つでも順位を上げ、スプリント。団子の中3、4人を抜かしてゴール。総合で30〜40位と行ったところか。京大勢の中では一番成績は良かったようだ。モチベーションの重要さを知るとともに、いかにして今後のレースでモチベーションを高めていくかを考えていかなければならないことを再認識させるレースだった。
ところでレース後すぐ、先輩と一緒に通院するためにまた自走で京都まで帰ることになる。これがかなりきつかった、行きしよりも10km/hぐらいペースが速い!レースでボロボロなのにたまったもんじゃない。逢阪山のふもとできれかけてしまった。それでも立命館(琵琶湖草津キャンパス)〜京大間を約40分で走破してしまった。もう無理。かえって熱を測ったら37℃。だるいはずだ…

*1:一般公道でのレース

*2:レース会場まで自転車で行くこと